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コバゴー本

スーパーデジタル小林剛、本著は「スーパーデジタル麻雀」、彼は「デジタル」という言葉が曖昧なので使わないほうが良いと初めに言及している。あとがきでは、流れ、運、ツキ、オカルト、デジタルなどの曖昧な言葉を麻雀界からなくなるべきであるとしめている。本文中では勝負所、シャンテンといった言葉も使うべきではなく嫌悪感を持っているらしい。東京理科大出身だということは初めて知ったのだが、曖昧さを排して定義の大切さを重視しているのだと感じた。一方でこのような言葉についての主張はたびたび出てくるものの、本文には曖昧さが残っており、アンバランスな出来のように思える。

・P140「結局この一打が決定打となり村上淳が優勝となった」
勝負所という言葉は曖昧だから使うべきではなく、決定打という言葉は確定しているから良いのでしょうか。決定打を放つような勝敗に影響が大きい局面が勝負どころだと私は思います。また、決定打という言葉も相当曖昧ではないでしょうか。ハネマンをツモれば勝負は決定なのでしょうか。それこそ一打一打が勝負に影響しているとコバゴーさんが考えるならば、ハネマン以外の場面での一打一打全てが「決定打」ともいえる屁理屈も通るはずです。

・P14 麻雀の戦術において「字牌をどういう順番で切るか」ということは勝負への影響が小さいため、それほど議論されることはない。
本当に「それほど」議論されることはないでしょうか。少なくとも私が所持している本の8割程度には字牌の切り順の言及はされています。「それほど」とはどれほどなのか分かりませんが、曖昧な言葉だと思います。

・P62早いリーチにはドラ筋を打て(ドラ3s)
リーチ者の河:東西白5m(リーチ)北
東三局手牌:1112278m116p6s白白白
引用:順目も早いし、安全牌も少ないのでアガリに向かうとして、~
確かに6順目なので順目は早いし、通っている筋も少なく親なので押すことには異論はない。しかし、この手で安全牌が少ないというのはどうだろうか。まず白のアンコ落としは安全度は高い、モロ引っ掛けがあるとはいえ2mのトイツ落とし、そしてハジ牌の1mアンコ落とし、1pトイツ落としも出来る。確かにどれも100パーセント安全な牌ではないが、安全牌が少ない手牌とはいえないのではないだろうか。むしろ5順目の早いリーチに対してアンコの字牌を3枚持ち、筋、ハジ牌が多いこの手配はオリやすい部類に入ると思うのだがいかがだろうか。
ここからコバゴーは6s切りを推奨している。待ちが3-6sだった場合に3sでツモられると親かぶりのときの失点が大きくなるので、6sで先に振ってしまったほうが良いという理屈だ。確かにドラ色に寄せたことが捨て牌からは一切読めないので6sと6pの比較ならば6sが良いと思う。レアケースセオリーではあるが。

P58:親番の価値は500点
局収支のモデルが雑すぎてどれほどの説得力があるのか疑問。載せないほうが良いのではないか。親でのアガリは「決定打」になることが多い(親には逆らいにくのでツモ率が上がり、マンツモ、ハネツモは勝敗に影響を与えるだろう)。データは持っていないが、ハンチャン収支で見れば、親権を維持することは500点以上の価値を間違いなくもっていると思うがその点は無視してよいのだろうか。また、既に現代麻雀技術論等、福地先生の本にはデータと共に載せている内容を「平均打点は~点から~だろうから」などと曖昧さを含んだ表現を残すのはいかがなものであろうか。

牌姿について
順目を記入しないのは逃げではないか。帯にあったポンテンチーテンは必ずとれの項目だけはわざとらしく6順目と注意書きがあったにも関わらず他の牌姿はほとんど順目を省略していた。
345888m2488p56s北
帯の通りポンテンチーテンは必ずとれで1順目から47sを鳴くのは病気に思えるが、本文では6順目と書いてあった。別になくこと自体が悪いことだとは思わない。しかし、曖昧な言葉を使うべきではないと主張するコバゴーにも関わらず、順目という考慮すべきファクターを削っているのは一貫性がないのではないか。鳴き判断は、ルールによってかなり判断が変わるはずなので、前提条件としてのルールと点数状況、順目くらいは載せないと駄目ではないかというのが私の立場である。あるいは、そういった要素を無視しても結論が変わるくらい自明な鉄鳴きばかり本に載せるのはページをかせいでいるだけに思える。

最後に
最近の麻雀本は「カモ養成講座」に思えてしまう。役牌の一鳴きとバックを推奨しすぎているからである。確かに1000点で上がることは大事だが、手詰まりになる局面がでてくる。鳴いたあとゼンツする手ならば関係ないが、役牌一鳴きの後に孤立字牌を必要に応じて残していく、渋川のようなフーロ守備型の打法は本当に難しい。リャンメンカンチャンは大事ですよ~とか先制リーチは強いんですよ~とか初心者向けの内容を扱う一方で、役牌鳴いた後の守備というレベルの比較的高い内容をさらりと書くことは読者層が定まっていないのでないだろうか。
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