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やはり俺の青春ラブコメは間違っている 5話考察

<冒頭のシーン>
そもそも遅刻が悪という認識が間違いなんですよ。殴る前に一度聞いてやろう。警察は事件が起きてから初めて動くし、ヒーローは遅れてやってくるのが定石です。だからと言って彼らが遅いのを攻める人はいますか。これはもう逆説的にいって遅刻は正義。

<最後の独白>
俺は優しい女の子は嫌いだ。ほんの一言、挨拶を交わせば気になるし、メールが行き交えば心がざわつく。電話なんかかかってきた日には、着信履歴を見て、つい頬がゆるむ。だが、知っている。それが、優しさだということを。俺に優しい人間は他の人にも優しくて、そのことをつい忘れてしまいそうになる。真実が残酷だというのなら、きっと嘘は優しいのだろう。だから、優しさは嘘だ。いつだって、期待して、いつも勘違いしていつからか希望を持つのはやめた。訓練されたぼっちは二度も同じ過ちを繰り返さない。百戦錬磨のつわもの。負けることに関しては俺が最強。だから、いつまでも優しい女の子は嫌いだ。

この二つは逆接を用いて構造が全く同じである。また、論理的にはどちらも成り立っていないので詭弁である。冒頭のシーンは遅刻して先生に言い訳する場面で、主人公も自分が詭弁を弄していることを自覚しているはずだ。先生に殴られる事でも当然に間違っていることを思い知らされる。わざわざ同じ構造を用いて独白するということからも、最後のシーンも当然主人公は詭弁だということに自覚的であるはずだ。国語学年3位の秀才ならば論理矛盾に気づいていると考えるのが自然である。
よって、最後の独白においては主人公は由比ガ浜さんの優しさを拒絶するのだが、これをボッチゆえの性質だったり、心からの言葉であるとしたりするのは間違いである。主人公は自身の考えの矛盾に自覚的であり、自己防衛的な態度と解釈するべきである。あるいは主人公自身の気持ちへの嘘だと捉えれば、この作品を透徹するテーマにも符合する。
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